1940年代オメガ社は全く新しいクロノグラフのムーブメントをレマニア社に依頼した。 その内容は「最小で、時積算系まで備えたクロノグラフ」であった。そして当時のレマ ニア社の技術者であるアルベール・ピゲはCal.27CH (後のCal.321)を完成させる。 27とは直径27mmのことであり、当時世界最小のクロノグラフムーブメントであった。 元来このムーブメントはシーマスター用として使用された。そして1957年Cal.321を積 んだ全く新しいクロノグラフSpeedmasterが生まれた。 その時計は過酷な試験を経てNASAに選ばれ、アポロ11号ではじめて月に到達したのは 有名な話である。その後ムーブメントはピラーウィールを搭載したCal.321から、カム 式のCal.861に変更された。 NASAでの試験を不服とする各社、BLOVA、ROLEXなどが再挑戦したが、やはりNASAの試験 ではSpeedmasterのみが唯一その過酷な試験で動き続けたいたという。 数多くの変更点はあるが、その基本的なフォルムは初代から受け継がれ、今も多くの時 計ファンを魅了してやまない時計、それがSpeedmasterである。 |
CK2915 | ||
CK2998 ST105.003 ST105.012 |
ST145.022 Custom Made Automatic |
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